”野田弘志展”2007/07/01 18:13

北海道立近代美術館に、野田弘志展を見に行ってきました。野田弘志といえば、昔、新聞小説の”湿原”のさしえを描いていたのを憶えています。手法としては、フォトリアリズムに近いのでしょうが、アメリカのフォトリアリズムとは、感覚がまったく異なります。画面は静謐で、高い精神性が見られます。多くの絵では、白や黒の壁面の中心に、モチーフである静物がスーパーリアルに描いてあります。

意外にも、屈斜路湖や摩周湖の風景画もありました。これも、神秘的でなかなかいいですね。

そのあと、隣の三岸好太郎美術館に行きました。今日は、30周年記念で無料で開放しています。そうしたら、チェロのミニ・コンサートをやっていました。かなり、得した気分です。

キタラ・コンサートホールの10周年記念コンサート2007/07/04 23:36

札幌のキタラ・コンサートホールの、設立10周年記念コンサートに、行ってきました。オーケストラの他に、歌あり、協奏曲あり、室内楽あり、オルガンあり、おしゃべりありの楽しいコンサートでした。尾高さんと、高関さんの2人の指揮者が競演です。おまけに、10周年記念CDまでついてきたのには、びっくりです。

プログラムは、モーツァルト、ヴェルディ、ブラームスなどで、あまりお祝ということにこだわらない、通好みの選曲でした。特に、プーランクの”オルガン、弦楽とティンパニーのための協奏曲"が感動的でした(アンコールの”威風堂々”もいい曲なのですが、アベ・シンゾーのCMに使われてイメージがた落ちです)。

PMFウエルカム・コンサート2007/07/07 23:31

いよいよPMFの季節になりましたね。PMFを歓迎する、札幌交響楽団のコンサートがありました。 プログラムは、グリーク、モーツァルトにチャイコフスキーでした。最初の、グリークの組曲”ホルベルクの時代から”は、日曜の朝にやっているFM"Air-G"の番組のテーマに使われている曲なので、聞き覚えがあります。

次の、モーツァルトのクラリネット協奏曲では、ちょっとメタボリック・シンドロームが心配なシュミードルさんが熱演していました。チャイコフスキーの交響曲4番の第3楽章は、ピチカートの曲ですが、ちょうど、上記の番組で最近ピチカートの曲特集をやったばかりです。いいタイミングでした。

美味しいフィナンシェと、大通公園コンサート2007/07/08 23:38

今日はおてしおで、”色うるおい”講座です。今回のテーマは、”色の感情効果”です。皆さん、だいぶ進んできましたね。

そして、いつものように、Bund Cafeでお茶をしました。お菓子は、キャラメル・バナナのフィナンシェです。しっとりとした中に、バナナの味がかくれた、おいしいお菓子です。きのうのお茶会にも、このお菓子が出たそうです。出られなかったお茶会の気分を、ちょっとだけ味わいました。

夜には、皆さんで、PMFの大通公園コンサートに行きました。第1部は、シュミードルさんを始めとする、ウィーンフィル・メンバーによる、ウィーン名曲選でした。モーツァルトやヨハン・シュトラウスのおなじみの曲です。演奏家、観客ともに楽しんでいました。 第2部は、PMFメンバーによる、ブラス・アンサンブルとパーカッション・アンサンブルです。ういういしい演奏でした。そして、最後には、ウィーンフィルのアルトマンさんが、シロフォンの神業を見せて、観客の度胆を抜かせました。

ムーティのPMFコンサート2007/07/09 23:29

リッカルド・ムーティ指揮のPMFオーケストラのコンサートに、行ってきました。1曲目はお得意のイタリア物、ヴェルディの序曲でした。2曲目は、モーツァルトのオーボエ協奏曲です。PMFでモーツァルトをやるのは、めずらしいのではないでしょうか。

後半は、シューベルトの長大な交響曲”ザ・グレイト”です。今までのPMFに比べると、華やかで、軽やかな演奏であり、選曲でした。こういうのも、なかなか良いですね。ただ、ハープと打楽器の人の出番が少ないのが、ちょっとかわいそうでした。アンコールはヨーゼフ.シュトラウスのワルツでしたが、その曲紹介のところで、ムーティ氏は、お茶目なところを見せていました。