思い出の美術館120:アルテピアッツァ美唄2009/10/03 17:07

思い出の美術館120:アルテピアッツァ美唄(美唄、北海道)

札幌の北東、旭川へ行く途中に、美唄市はあります。かつての炭坑の町です。美唄駅からかわいらしいバスに乗って、東にむかって山道を20、30分進むと、昔の小学校のグランドが見えてきます。ここが、彫刻家、安田侃の作品を展示する アルテピアッツァ美唄です。

ここは、廃校になった旧栄小学校を利用した施設です。校舎の一角は、幼稚園として利用されています。広い校庭を持っていて、体育館もあります。校舎の裏は、なだらかな小山になっています。

安田侃は、美唄市生まれで、東京芸術大学彫刻科を卒業後、イタリアに渡り、北イタリアにアトリエを構えました。大理石やブロンズによる、精神性の高い抽象彫刻で、国際的に知られています。札幌市民にとっては、札幌駅にあるアーチ状の彫刻、”妙夢”でおなじみです。

校庭に入ると、まず、豆の芽生えのような彫刻、”帰門”に迎えられます。木造のなつかしいような校舎に入ると、小規模な彫刻、”妙夢”、”風”、”めばえ”などがあります。古い校舎と現代彫刻が不思議とマッチしています。体育館にも彫刻が有り、また、ここではときどきコンサートが行われているようです。

校舎の後ろには、地形を利用した、水の流れる彫刻、”天聖”があります。池では、子供達が遊んでいました。背後の山の中にも、多くの彫刻があって、山道を歩いてまわることができます。

山を下りると、ちょっとおしゃれなカフェ、”カフェ・アルテ”があります。コーヒーと「ぽこぽこパン」をいただきました。カフェと同じ建物にはアトリエがあって、人々が彫刻を作っていました。年に何回かは、安田氏がここを訪れて、指導するそうです。

ここには桜の木もたくさんあって、春には夢の国のような景色です。

”キタラ・あらかるとコンサート”とアップルパイ2009/10/04 21:28

今週も、中島公園をふらふらと散歩しました。日本庭園では、お茶会やライトアップをやっていました。そして、キタラ・コンサートホールに行ってみると、”あらかるとコンサート”というのがちょうど始まるところでした。当日券を買って入ってみました。札響のコンサートマスターの大平まゆみさんのプロデュースによるコンサートで、いろいろな楽器の響きを聴くというテーマでした。プログラムは、バッハ”イタリア協奏曲”、サラサーテ”ツィゴイネルワイゼン”、ドビュッシー”月の光”など定番の名曲です。新しいオルガニストのジロー氏の演奏も聴けました。これで500円は、ありがたいですね。

その後、大通りまで歩いて、Bund Cafeでお茶をしました。余市のマラソンの賞品のりんごで作ったというアップルパイをいただきました。マラソンランナーの皆さん、ありがとうございます。りんごたっぷりで、美味しかったです。

思い出の美術館121:新潟県立近代美術館2009/10/10 16:42

思い出の美術館121:新潟県立近代美術館(長岡、新潟)

新潟から新幹線で30分弱で、新潟県南部の都市、長岡に着きます。駅を出て、市内循環バスに乗って、信濃川を越えて行くと、 20分ほどで新潟県立近代美術館に着きます。銀色のチューブ型の歩道橋が目につきます。

この美術館は、以前は新潟市内にあったのですが、長岡に移って平成5年に開館しました。世界と日本の近代洋画を中心としたコレクションがあります。3つの展示室を持ちます。

私が行ったときには(2009年9月)、特別展として、”ネオテニー・ジャパン展”をやっていました。これは、日本の現代美術の展覧会で、札幌ですでに見ています。常設展では、これにちなんで、”現代美術のクラシック”という展覧会をやっていました。今回は、こちらのほうを見ました。

この展覧会は、1930年代から現代までの、主として日本の現代美術を展示しています。おもな作品は、ウォーホール、”花”、リキテンシュタイン、”睡蓮と柳”、岡本太郎、”顔”、白髪一雄、”白色のひろがり”、李禹煥、”線より”、篠原有司男、”花魁殺し”などです。これらの作品は、村上・奈良の世代に比べて、骨太で、格闘の跡が感じられます。

ここの収蔵品には、梅原龍三郎、”紫禁城”、佐伯祐三、”広告塔”、モネ、”コロンブの平原、霜”、ミレイ、”アリスグレイの肖像”などもありますが、今回は残念ながら出ていませんでした。

これほどの美術館が、新潟市でなくて長岡にあるのは、角栄、真紀子の力によるのでしょうか?

寒露にプルーンのチーズタルト2009/10/11 20:48

今日は、おてしおで、”色うるおい”講座です。今回はメイクのレッスンで、皆さん、ますます素敵になりました。

それから、Bund Cafeでお茶をしました。今日のお菓子は、オーナーさんのブログにでていた、プルーンのチーズタルトにしました。絵のピンクのところは、プルーンのクリームがはさんであります。上には、大きなプルーンが乗っています。甘酸っぱい豊かな味で、健康に良さそうです。ちょっと調べてみたら、去年も同じ頃、プルーンのタルトをいただいていました。私たちの秋の味ですね。

秋のアルテ・ピアッツァ美唄2009/10/12 19:57

春に続いて、秋景色を見に、またアルテ・ピアッツァ美唄に行ってきました。紅葉は、まだちょっと早いかな、というところでした。色づきの比較的良いところを選んで、絵にしました。この彫刻は”妙夢”です。札幌駅にも、白いのがありますね。

ちょうど、美唄のピアノ教室の発表会をやっていたので、ちょっとのぞいてみました。子供達がいっしょうけんめい弾いているのは、ほほえましいですね。