思い出の古寺11:化野念仏寺(嵯峨野、京都)2010/06/05 15:41

京都の京福電車の嵐山駅を降りて、二尊院へ行く道をずっと北へ歩いて行くと、嵯峨野のはるか奥に化野念仏寺があります。

化野念仏寺は、石塔の寺として知られています。境内は、一面に数知れない小石塔で埋もれています。ここは、「西院の河原(さいのかわら)」とも呼ばれています。化野は、古来、鳥辺野とならぶ葬送の地として知られていました。明治時代に、このあたりに散在する、無縁仏の石塔を集めて境内に並べたといいます。8月の地蔵盆には、千灯供養が行われます。

映画”モリエール”2010/06/06 19:20

フランス映画の”モリエール”を見てきました。17世紀の劇作家、モリエールの物語です。モリエールが国王のために喜劇を上演する話が、物語のわくになっています。その中に、彼の作品である”タルチュフ”、”町人貴族”などが組み込まれています(モリエールが、ある大貴族の浮気を手伝うというあらすじ)。当時、庶民のものとして軽く見られていた喜劇が、最後には、国王の喝采を獲得するようになります。

いわゆる文芸映画に属するのでしょうが、娯楽映画としても成立しています。素直に笑えます。主役のロマン・デュリスは、見た事があると思って調べたら、”猫が行方不明”に出ていた人でした。

思い出の古寺12:聖クヌード教会(オーデンセ、デンマーク)2010/06/12 15:40

アンデルセンの生誕の地、オーデンセは、コペンハーゲンのあるシェラン島のとなりのフュン島にあります。コペンハーゲンから特急で1時間半くらいかかります。駅を出て、南に歩いて行くと、市庁舎のむこうに、とんがり屋根の塔を持つりっぱな教会が見えてきます。これが、聖クヌード教会です。

この教会は、13世紀のゴシック様式の、れんが色の建物です。ここには、デンマークの聖クヌード王の墓があるといわれます。教会入り口の上には、巨大な塔が立っています。装飾は少なめで、重厚な感じです。ファサードの上端が、階段状に切り込まれているのが特徴です。

教会の近くには、オーデンセ川が流れていて、小公園のようになっています。川辺では、がちょうが歩いていました。この近くには、アンデルセンの少年時代の家があります。

近藤牧場2010/06/13 16:18

今日は、ヨサコイを避けて、札幌市北区の近藤牧場に行ってきました。私の家から、なんとか歩いて行ける距離です。2つのサイロがありますが、左が石造で、右が木造です。いずれも戦前のものです。馬が何頭かいましたが、さすがにこの時期ですから、近づくことはできませんでした。新緑がすがすがしくて、気持ちよいですね。

イッセー尾形札幌公演2010/06/19 23:17

世間ではサッカーの話題で大騒ぎですが、私たちは、お友達のおさそいで、イッセー尾形の公演に行ってきました。市井のさまざまの人を演じる一人芝居です。パリ旅行帰りの大阪のオバチャンや、バドミントンのOLなどが、面白かったです。いろいろな演劇のパロディーがあるのでしょうが、私はパロディーの元を知らないので、よくわからなくて、ちょっと残念。