ドレスデン聖十字架合唱団”マタイ受難曲”コンサート2010/12/03 20:30

昨日、ドレスデン聖十字架合唱団とドレスデン・フィルハーモニーによる、バッハ”マタイ受難曲”、全曲コンサートに行ってきました。指揮は、ローデリッヒ・クライレです。西洋音楽の頂点とも言われる、”マタイ受難曲”は、バッハ好きの私としては、聴きのがせません。

歌うのは、ドレスデン聖十字架教会の、少年合唱団です。800年の歴史を持つ合唱団だそうです。去年、ドレスデンに行ったときは、残念ながら、この教会には行きませんでした。かわいらしい子供達です。

演奏は、本格的な古楽演奏です。特に、ヴィオラ・ダ・ガンバとフルートが、がんばっていました。最後の音が消えたあとの、指揮者の、疲れきったという表情も、すがすがしかったですね。

聴きながら、去年行った、ライプチヒの聖トーマス教会のことを、思い出していました。そこで、バッハがこの曲を指揮する姿が、目に浮かびました。

思い出の古寺16:バース寺院(バース、イギリス)2010/12/04 15:11

ロンドンのパディントン駅から、西にむかう特急に乗って、約1時間半でバースに着きます。バースは、ローマ浴場の跡で有名な、古代からの歴史を持つ街です。駅を出て、北にむかって10分くらい歩くと、ローマ浴場跡があり、そのとなりにバース寺院があります。

ここは、16世紀のゴシック様式の壮麗な建物です。天井は、イギリス・ゴシックに特有のファン・ヴォールトになっています。西正面のステンドグラスも見事です。外側壁面には、天使が昇り降りするはしご(「ヤコブのはしご」)の彫刻があります。

私達が行ったときには、前の広場で、フルートのコンサートがおこなわれていました。バース寺院から東に歩いて行くと、エイヴォン川のほとりの公園に出ます。ここから見る、パルティニ橋のながめは、バースの名所の一つです。

ホームページ”夫婦でスケッチ”を更新しました2010/12/05 14:03

私たちのホームページ”夫婦でスケッチ”を更新しました(新潟の旅)。新潟の旅で描いた絵を載せています。新潟市内の明治時代の建物、新発田城などの絵があります。

思い出の古寺17:勝福寺(小田原、神奈川)2010/12/11 15:29

JRの小田原駅を降りて、バスで東に向かい、酒匂川を渡り、”飯泉観音前”で降りると、正面に勝福寺があります。飯泉観音で知られるこの寺は、奈良時代までさかのぼると言います。ここは、坂東三十三観音巡礼霊場の5番でもあります。

朱の仁王門を入ると、観音堂があります。本尊は十一面観音像で、三十三年ごとに公開されます。伝説によると、本尊は、奈良時代の怪僧、道鏡が持たらしたものだと言います。境内には、大銀杏がそびえ立っています。江戸時代には、この寺に、二宮金次郎も参詣したのだそうです。

帰りには、小田原名物のかまぼこを買って帰りました。

”カラー・パワー!”展2010/12/12 20:30

北海道近代美術館の”カラー・パワー!”展を、見てきました。色をテーマとして、北海道内の美術館の、色彩豊かな収蔵品を集めて企画された、展示です。帯広美術館、釧路芸術館、北海道ドレスメーカー学院などから、絵画、衣装、写真などが来ています。

ローゼンクイスト、靉嘔、千住博などが、印象に残りました。明治時代の着物も、あざやかな色です。学芸員さんが、苦労して企画を立てているのが、しのばれます。応援したくなります。展示会場のデザインも、なかなかこっていました。

その後,札幌駅の地下で、札響の大平まゆみさんの、クリスマス・コンサートを聴きに行きました。雑音が多く、ハウリングまで起こるという悪条件のなか、観客を音楽の世界に引き込んでいたのは、さすがです。終曲のチャルダッシュに感激!