琵琶湖の旅2011/10/03 21:31


琵琶湖湖岸の、高月と近江八幡に行ってきました。高月は、湖北の観音の里です。国宝の向源寺十一面観音像を拝観しました。十年くらい前に見てから、2度目の拝観になりますが(思い出の古寺23)、何度見ても、美しい姿に感動です。

そして、湖南の近江八幡に行きました。ちょうど、ドラマの江姫にちなんだフェアをやっていましたが、私たちの興味は、そこではありません。この町の歴史的な町並みと、建築家ヴォーリズの作品を見るのが目的です。絵は、この町を代表する景色である、八幡堀に並ぶ蔵屋敷です。船に乗って、堀めぐりをしました。


ヴォーリズ建築2011/10/04 20:48

アメリカ人のヴォーリズは、キリスト教伝道のため、英語教師として、近江八幡にやってきました。建築家としての専門教育は受けていませんでしたが、教会建築の必要から、建築を学び、正式に建築家となりました。彼の建築は、日本各地にありますが、特に近江八幡に集中しています。

絵は、彼の自宅、ヴォーリズ記念館です。和風と洋風のまざった、面白い建築です。ちなみに、北海道では、函館遺愛学園が、彼の作品だそうです。

犬山の明治村2011/10/05 20:27


琵琶湖の旅の最後には、愛知県の犬山市にある明治村に行ってきました。日本各地の明治時代の建築を移築した、建築公園です。ここでの目当ては、フランク・ロイド・ライトの帝国ホテルです。写真では何度も見ていますが、やはり、実物を見ると違いますね。絵は、ライトの椅子です。


そして、今回の旅行では、あちこちで彼岸花を見ました。運河の岸辺や、田んぼのあぜ道を美しく彩っていました。この鮮やかな赤は、印象的です。


思い出の美術館149:名古屋ボストン美術館(金山、愛知)2011/10/08 16:05

名古屋駅から、名鉄で南に行くと、2駅目が金山駅です。駅の西口を出てすぐのところにあるのが、アメリカのボストン美術館の分館である、 名古屋ボストン美術館です。ホテルグランコート名古屋のビルの3−5階が、美術館になっています。

ここは、アメリカのボストン美術館の分館として、1999年に設立されました。ボストン美術館の収蔵品を中心として展示しています。

私たちが行ったとき(2011年10月)には、”恋する静物”という題で、ボストン美術館の静物画のコレクションの展示をしていました。16世紀から現代までの静物画があります。17世紀オランダでは、寓意画として、静物画が盛んに描かれました。

そして目玉になるのは、印象派の画家たち、マネ、ルノアール、そしてポスト印象派のセザンヌ、マチスの作品です。セザンヌはもちろん、りんごの絵です(”卓上の果物と水差し”)。20世紀の作家では、モランディのお馴染みの瓶の絵がありました。

館内はすいていて、ゆっくりと観賞できました。そのあと、併設のボストンカフェで、セザンヌのりんごにちなんだ、りんごのケーキを食べました。

近藤牧場へウォーキング2011/10/09 20:05

私たちの家から、数kmくらいの所にある、近藤牧場にがんばって歩いて行ってきました。途中の安春川には、鴨がたくさん泳いでいて、のどかな感じです。そして、近藤牧場では、まだポプラが青々していて、黄葉はまだのようです。残念ながら、牛も馬も、見られませんでした。