札響定期演奏会(下野竜也)2012/03/03 21:02

今日は、雪の降る中を、キタラ・コンサートホールに行ってきました。札響の定期公演で、指揮は、最近評判の下野竜也です。ゲストは、ピアニストのデヤン・ラツィックです。プログラムは、ブラームス”ピアノ協奏曲3番”、ブルックナー”弦楽五重奏曲”、ヒンデミット”画家マティス”です。ブラームスは、ヴァイオリン協奏曲からの編曲です。

下野氏は、きびきびした指揮で、小さな身体が大きく見える熱演です。特に、”画家マティス”が良かったですね。マニアックな選曲にもかかわらず、観客はたくさん入っていました。

”画家マティス”は、フォーヴィズムのマティスのことかと思いましたが違いました。ドイツの16世紀の画家、マティアス・グリューネヴァルトのことでした。彼の祭壇画を、フランスのコルマールで見て、感銘を受けたことを思い出しました。この曲は、この絵の印象を表現したものです。

三岸黄太郎、節子展2012/03/04 20:52

三岸好太郎美術館でやっている、三岸黄太郎、節子展に行ってきました。ちなみに”黄太郎”は、”好太郎”の長男です。彼の絵のなかには、父好太郎と母節子へのオマージュと見られる絵もあります。

三岸節子の絵に関しては、去年行った、一宮の三岸節子美術館で見た絵にも再会しました。”ブルゴーニュの一本の木”や”ブルゴーニュのブドー畑”などが印象に残りました。

プラハ・フィルハーモニー・コンサート2012/03/09 20:28

昨日は、チェコのプラハ・フィルハーモニーのコンサートに、行ってきました。指揮は、若手のヤクブ・フルシャという人です。プログラムは、モーツァルト”ホルン協奏曲”、ドヴォルザーク”弦楽セレナーデ”、“交響曲9番新世界から”です。

指揮は、若いのに正統派で、破綻のない感じです。”ホルン協奏曲”では、ソロのバボラーク氏が、名人芸を聴かせます。”新世界”では、イングリッシュホルンの金髪のお姉さんが、活躍していました。

弦の人数が少ないので、弦が薄いのが、ちょっぴり残念。

今日のお菓子は”オペラ”2012/03/10 17:08

今日は、おてしおで、色うるおい講座です。今日のテーマは”青”。

そして、Bund Cafeでお茶をしました。今日のお菓子は、”オペラ”というチョコクリームサンドのケーキにしてみました。3色の層が美しいお菓子です。オペラの語源について検索したら、パリのオペラ座の近くの菓子店で考案されたという説が出ていました。

思い出の古寺60:水沢寺(伊香保、群馬)2012/03/11 20:01

群馬県の伊香保温泉から、南東に行くバス(前橋方向)に乗ってしばらく行くと、水沢観音があります。このあたりは、榛名山の東のふもとになります。ここは、坂東三十三観音巡礼霊場の16番でもあります。

この寺の起源は、飛鳥時代までさかのぼると言います。寺伝によると、ここは、推古天皇と持統天皇の勅願により、高麗の僧、恵灌によって開かれたそうです。本尊は、十一面観音です。この本尊は、上野国の国司の娘、伊香保姫が、ままははによって殺されかけたのを、助けたといいます。

一時は、堂塔が三十数棟ありましたが、その後、火災にあって、多くを失いました。現在の建物は、江戸期のものです。仁王門、本堂、六地蔵堂などがあります。本堂には、十一面千手観音が安置されています。六角形の六地蔵堂には、回転する台の上に、六地蔵が安置されており、これを回すことにより、祈願することができます。

寺を出て、東に坂を下ると、名物の水沢うどんの店があります。ここの大沢屋で、舞茸のてんぷらのうどんを食べました。ここには、なぜか、岡本太郎の彫刻が展示されていました。ここからは、榛名山が望めます。