ホームページ更新しました(知床の旅)2012/10/01 19:45

私たちのホームページ”夫婦でスケッチ”を更新しました。知床の旅で描いた絵を載せています。知床五湖、オシンコシンの滝、フレペの滝などの絵があります。

マリア・マグダレナ・カチョル、デビューリサイタル2012/10/06 20:09

キタラコンサートホールの新しいオルガニスト、カチョルさんのデビューコンサートに行ってきました。ポーランド出身で、フランスでオルガンを学び、いろいろなコンクールで受賞歴があるそうです。

プログラムは、バッハ”トッカータ、アダージョとフーガ、ハ長調”、フランク”3つの小品から、幻想曲”、リスト”コラール「アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム」による幻想曲とフーガ”などです。選曲から見ると、現代ものが得意のようです。

なかなか意欲的で、チャレンジングな選曲です。特に、リストの曲は、演奏時間30分という大曲かつ難曲です。小さい身体で、ダイナミックな演奏で、圧倒されました。

薄紅葉の富良野旅行2012/10/08 22:05

連休は、富良野に行ってきました。長引いた残暑のせいで、紅葉は大幅に遅れているそうです。たしかに、平地では一部の木が、ほんのり紅葉しているだけでした。今回は、南富良野に行ってみました。かなやま湖は、秋の陽に湖面が輝いて、いい雰囲気です(絵はYoko)。

そして、春にも泊まった、ペンションの”ラ・コリーナ”に泊まりました。富良野の食材を使った、イタリア料理が楽しめます。

次の日は、十勝岳温泉に行ってみました。さすがに山に登ると、紅葉も深くなってきました。この時期は、緑、黄、赤の3色がそろった紅葉です。ちょうど、紅葉まつりをやっていて、大変な混雑でした。特に、高級カメラを持った人たちが大挙して来ていて、私たちスケッチ組は、遠慮がちです。

思い出の古寺72:大谷寺(宇都宮、栃木)2012/10/13 19:56

東京から電車で2時間ほどで、「ぎょうざの町」、宇都宮に着きます。宇都宮の北西、約10kmのところにあるのが、大谷石で有名な、大谷市です。ここの、石切り場の近くにあるのが、歴史ある古刹、 大谷寺です。ここは、坂東三十三観音巡礼霊場の19番でもあります。

本堂は、崖下のくぼみに、すっぽりはまりこんでいます。覆いかぶさるような、岸壁の奇観は見物です。 寺伝によれば、この寺は、平安時代に弘法大師が、岸壁に千手観音を刻んだのが起源ということです。江戸時代には、徳川将軍家の帰依を受けて栄えました。

本堂に入ると、岩の表面に浮き彫りにされた、本尊の千手観音像があります。おそらく平安時代の作とされています。大谷石はやわらかいので、摩耗が進んで、細部はわからなくなっていますが、格の高い見事な像です。脇堂には、釈迦三尊、阿弥陀三尊、薬師三尊の浮き彫りがあります。こちらは、わりと新しい、江戸時代くらいの像でしょうか。

境内には、宝物館があり、ここには仏教関係の展示のほか、付近(大谷岩陰遺跡)で発掘された縄文時代の石器や土器も展示されています。この近くには、巨大な平和観音もありますが、これは昭和の作です。

"藤田嗣治と愛書都市パリ”展2012/10/14 20:46

私たちの敬愛する藤田嗣治の、新しい展覧会に行ってきました。今回は、彼の書籍関係作品の展覧会です。北海道近代美術館でやっています。

彼は、同時代の作家たちと、豪華本を作っています。たとえば、コクトーと作った”海龍”、ドルナンと作った”しがない職業と少ない稼ぎ”などです。このほかに、”日本昔話”の挿絵など、画集でも見たことの無いような作品が多数展示してありました。なかなか充実した展覧会です。

油絵としては、”二人の女”、”家族の肖像”、”目隠し遊び”が出ていました。前2者は、北海道近代美術館の収蔵品ということで、結構なことです。

この展覧会のことは、朝のテレビの”日曜美術館”でも紹介されていました。