思い出の古寺84:佐竹寺(常陸太田、茨城) ― 2013/03/02 15:22
茨城県の中央、水戸の北十数kmのところにあるのが、常陸太田市です。JR水郡線の常陸太田駅の南西にあるのが、真言宗の古刹、 佐竹寺 です。ここは、坂東三十三観音巡礼霊場の22番でもあります。
この寺は、平安時代に、花山天皇の願により元密上人が建立したと言います。鎌倉時代には、この地の豪族、佐竹氏が帰依し、寺は栄えました。しかし、関ヶ原の合戦で佐竹氏が西軍について敗れてから、この寺もともに衰え荒廃しました。昭和になってからやっと再興しました。
りっぱな仁王門から境内に入ります。仁王門には、江戸時代の仁王像があります。正面の本堂は、珍しい茅葺き屋根です。この屋根は、舎利殿様式と呼ばれます。これは、おそらく桃山時代の建築と考えられます。本尊は十一面観音です。
この近くには、水戸黄門が晩年に過ごした、西山荘があります。
大平まゆみ、ひなまつりコンサート ― 2013/03/03 19:33
札響のコンサートマスター、大平まゆみさんのコンサートに行ってきました。場所は、札幌駅地下歩行空間、無料のコンサートです。大平まゆみさんと、札幌在住の3人の女性演奏家による弦楽四重奏です。
曲目は、エルガー”愛の喜び”、モーツァルト”ディヴェルトメント”、アンダーソン”ワルツィング・キャット”、ピアソラ”リベルタンゴ”そして映画音楽などです。観客は満員で、私たちも立ち見でした。
雑音のある条件の悪い場所で、なかなか聴かせる演奏をしていました。大平さんは、オーケストラのファンの底辺を広げるために、がんばっていますね。
雪の札幌時計台 ― 2013/03/09 15:58
買い物にでかけたついでに、時計台を描いてみました。そういえば、あまり時計台を描いていないですね。有名すぎて、足が向かないのでしょうか。”がっかり”観光スポットとか言われて、ちょっとかわいそう。
映画”愛、アムール” ― 2013/03/10 19:46
今日も雪が降り続いています。フランス映画の”愛、アムール”を見てきました。”ピアニスト”のミヒャエル・ハネケ監督の作品です。主人公はピアニストの老夫婦ですが、妻に認知症の兆候が現れ、夫が献身的に介護するというストーリーです。
妻のピアノの弟子のアレキサンドルは、実際のピアニストが演じているそうで、シューベルトの即興曲や、バガテルを演奏します。ただし、それ以外に映画のBGMは無いので、ちょっと残念。
良い映画ですが、つらい映画でもあります。そして最後のシーンは??。
思い出の古寺85:五大堂(松島、宮城) ― 2013/03/16 15:12
JR仙石線の松島駅を降りて、松島湾ぞいの道を歩いて行くと、海岸近くの小島の上に、小さなお堂が見えてきます。松島を代表する観光名所である、五大堂です。
この堂は、古くは、平安時代に、坂上田村麻呂が、東征の時にこの地に建立したと言われます。その後、慈覚大師が訪れて、不動明王など五大明王像を安置しました。現在の建物は、伊達政宗が江戸時代に建てた、桃山様式の建築です。
海岸から、海を渡る、ちょっとこわい橋を渡って、堂の建つ島(五大堂島)に入ります。残念ながら堂の中の五大明王像は見えませんでしたが、まわりの松島の景色はみごとでした。
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