思い出の古寺86:常照寺(鷹峯、京都)2013/04/06 19:25

京都の地下鉄烏丸線の北大路駅で降りて、バスに乗って北山の鷹峯で降りると、静かな寺町です。ここにある古寺のひとつが、日蓮宗の 常照寺です。

この寺は、江戸初期に、本阿弥光悦の寄進によって、日乾上人により建立されました。ここは、京都の花街島原の遊女、吉野太夫にゆかりの寺としても知られています。彼女は名妓として知られており、しかも信仰心にあつく、この寺に深く帰依していました。太夫の墓もここにあります。4月には、吉野太夫花供養も行われます。

参道を進むと、吉野太夫の寄進により建てられたという赤門「吉野門」をくぐります。ここには、日蓮宗の学問所である檀林が置かれていて、「鷹峯檀林」と呼ばれていました。境内には、 丸窓のある茶室「遺芳庵」もあります。ここの庭園は、春は桜、秋は紅葉で有名です。

春嵐にワッフル2013/04/07 19:16

今、台風並みの低気圧が来ています。札幌でも、水が出たところがあるようですが、私たちの家のあたりは、たいしたことなく済みました。今日は、おてしおで、色うるおい講座です。お天気が悪いなか、来て下さった皆さん、ありがとうございます。。

そのあと、Bund Cafeでお茶をしました。今日のお菓子は、kimeiさんのワッフルです。もっちりした食感で、リッチな味わいです。ファンの皆さんのリクエストで復活したそうですね。

トヨタ・マスター・プレイヤーズ・ウィーン、コンサート2013/04/10 20:55

昨日は、ウィーンフィルのメンバーを中心とする、室内楽オーケストラのコンサートに行ってきました。PMFにも良く来ていた、シュミードル氏が芸術監督です。ゲストには、ベルリンフィルの首席ヴィオラの、清水直子氏もいます。

プログラムは、ワーグナー”ジークフリート牧歌”、ベートーヴェン”ロマンス、第1番”、”交響曲、第7番”などです。指揮者がいないのに、ぴったりそろっていたのは、さすがです。なつかしいような、ビロードのような、ウィーンの音を堪能しました。ベートーヴェン7番でも、小編成であることを感じさせない、厚みのある音でした。

オルガン、スプリングコンサート2013/04/13 19:49

札幌も、ようやく雪が消えてきました。今日は、キタラのオルガニスト、カチョルさんのコンサートに行ってきました。今回のプログラムは、春らしく華やかな、バロック音楽です。バッハ”6つのトリオソナタ、第1番”、ノールト”詩編、第24篇”、シャイデマン”ハレルヤ、われらの神を賛美せよ”などです。

これらの作曲家は、バッハ以前の人たちで、残念ながら、私はバッハ以外の名前は知りませんでした。やはり、マニアックで意欲的な選曲、と言えるのではないでしょうか。

映画”命をつなぐバイオリン”2013/04/14 20:30

ドイツ映画”命をつなぐバイオリン”を見てきました。原題は”神童(Wunderkinder)”です。舞台は、第二次世界大戦開始当時のウクライナです。ユダヤ人の2人の子供は、バイオリンとピアノの神童として、活躍していました。ところが、ナチがウクライナを占領することによって、2人は追われることになります。そして、生命を賭けてコンサートに臨むことに。

”戦場のピアニスト”の子供版と言ったらいいでしょうか。演奏シーンには、”ユモレスク”、”ツィゴイネルワイゼン”、”ハンガリア舞曲第5番”、”熊ん蜂の飛行”などの名曲が、出てきます。これを、主役のエリン・コレフが、実際に演奏しているというのには、びっくり。ウクライナの自然や町並みの風景も、とてもきれいです。