思い出の古寺90:太宰府天満宮(太宰府、福岡)2013/08/03 15:17

福岡から西鉄大牟田線に乗って南下して、二日市駅でわきの線にはいると太宰府駅に着きます。駅を出て、参道を数分歩くと、 太宰府天満宮の境内に入ります。全国各地にある天神の総本社です。

太宰府天満宮は、言うまでもなく、菅原道真の霊を祀った神社です。道真は、讒言により左遷されて、この地で生涯を終えました。彼の遺骸を運ぶ牛車の牛がここで動かなくなったので、ここに遺骸を埋めて墓としたという伝説があります。その後、京では天変地異がおこり、彼のたたりではないかとされました。そこで、醍醐天皇は、藤原仲平に命じて、この地に社殿を建てて、霊を弔ったのが天満宮の始まりです。

鳥居をくぐると、心字池があり太鼓橋がかかっています。その先の楼門をくぐると、内陣です。正面に本殿があり、その前に飛び梅があります。「東風ふかば にほひおこせよ 梅の花・・・」の歌で有名な梅です。この他にも、境内には梅がたくさんあって、花の季節には見事な景色だそうです。

夏の江差、函館旅行2013/08/07 15:21


夏休みを利用して、江差と函館への旅行に行ってきました。函館には何度も行っていますが、江差は初めてです。江戸時代の情緒を残す町ということで、興味がありました。まず、かもめ島に行ってみました。絵は、ここの名所の瓶子岩です。暑い日だったので、子供たちが海水浴をしていました。

次に、旧市街に行って、中村家住宅や、横山家住宅などの、江戸期の豪商の住宅を見学しました。これらの住宅は、奥行きが長く、先端は海に突き出していたそうです。ちょうど、お祭りの前の時期で、山車の準備が始まっていました。夕方には、かもめ島に沈む夕日を、感動しつつ眺めました。

次の日には、江差南方の上の国に行ってみました。ここでの目当ては、円空仏です。小さな小さな観音堂に安置されて、地元の人に守られている円空仏は、かわいらしい十一面観音でした。


それから、函館に向かいました。例によって、定番の元町へ。絵は、すでに描き慣れている、ハリストス正教会です。今回は、いつもと違う方向から描いてみました。それから、ぶらっと立ち寄ったのが、最近オープンしたカフェ、”日和茶房”。フランク・ロイド・ライトの教えを受けた建築家、田上義也の設計した家です。ライト風の、直線の交叉するデザインが、印象的でした。

そして、”ユトリロ展”を見て(後述)、たくさんの猫たちに出会い、最後に、レトロな”大正湯”に入浴するというおまけまで付きました。


ユトリロ展2013/08/10 15:40

函館旅行のついでに、函館美術館でやっている”ユトリロ展”を見てきました。ユトリロの初期から晩年までの、76点の作品が展示されています。個人蔵の作品が多いので、まとめて見る事ができるのは、貴重な機会です。油絵のほかに、グアッシュやパステルの作品も来ています。

初期の”白の時代”の絵は、白い壁面が特徴的な、静謐なパリ風景です。”モンマルトルのラパン・アジル”、”ポワソニエ通り”など。晩年になると、色が出て来て絵が華やかになり、さらに、通行人も登場するようになります。”サクレ・クール寺院”など。

印象に残ったのは、彼が、いかにも”下手”であること。特に、パステル作品で、下手さが目立ちます。上手い人の場合は、くずして描いても、”達者な線”が出てしまいます。しかし、彼の場合は、そうゆうことがありません。これは、すごいことです。そして、こういう才能を発掘した人たちも、賞賛されて良いですね。

岩合さんの”ねこ歩き”展2013/08/11 20:11

デパートでやっている、ねこ写真家、岩合氏の写真展に、行ってきました。テレビで放送中の”ねこ歩き”の写真です。イタリア、ギリシャ、モロッコ、アメリカ、そして日本の風景の中の猫達の写真です。地中海の白い家の前のねこも良いですが、雪景色のねこも、なかなか味があって良いですね。

ホームページ更新しました(千葉の旅3)2013/08/17 14:20

私たちのホームページ”夫婦でスケッチ”を更新しました。年末の千葉の旅で描いた絵を載せています。銚子犬吠埼、外川、小江戸の佐原などの絵があります。