PMFガラ・コンサート2015/08/01 22:14

PMFも、終盤に近づいて、いよいよゲルギエフの登場です。ガラ・コンサートというお祭りなので、みんな、胸に赤いバラを付けています。

プログラムは、プランク:”六重奏曲”、オペラのアリアメドレー、モーツァルト:”ディヴェルトメント第17番などが続いて、第2部はCプログラムです。Cプログラムは、ロッシーニ:”ウィリアムテル序曲”、ラフマニノフ:”ピアノ協奏曲第2番”、そしてショスタコーヴィチ:”交響曲第10番”。

ひさしぶりに見るゲルギエフは、やはりオーラがあります。ピアノのソリストに、チャイコフスキー・コンクールの優勝者、ドミトリー・マスレエフを連れてこられるのも、彼ならでは。マスレエフ氏は、一見、少年のような感じですが、やはり手は大きい。ていねいなタッチで、破綻の無い、端正な演奏スタイルです。

ショスタコーヴィチ10番は、初めて聴く曲で、解説によると”謎”の多い曲とのことですが、なかなか感動的で気に入りました。

PMFピクニックコンサート2015/08/02 21:45

今日は、夏のお楽しみ、ピクニックコンサートに行ってきました。強い日差しで、芝生の上は、だいぶ暑くなってきました。

PMFオーケストラのプログラムは、昨日と同じ、ロッシーニ、ラフマニノフ、ショスタコーヴィチです。オーケストラは、昨日の緊張が抜けて、のびのびと演奏しています。順調にプログラムは進み、待望のラフマニノフになりました。

ところが、ここで少し問題が。最初のころ、ソリストのマスレエフ氏のピアノと、オーケストラが、はずれ始めてきて、ヒヤヒヤ、ドキドキ。ゲルギエフ氏の指揮も、一瞬、止まったかのように見えます。野外ステージの音響の問題でしょうか。そう言えば、昔、アルゲリッチがここで弾いた時、オーケストラが聞こえなくて困っていたのを思い出しました。

でも、その後は、もちなおして、感動的なフィナーレを迎えてほっとしました。

これで、札幌のPMFの夏も終わりましたね...。

デュボア康子追悼展2015/08/04 16:01

私のちょっとした知り合いの先生の奥様である、画家、デュボア康子さんの追悼展を、時計台ギャラリーでやっていますので、行ってきました。小樽出身で、パリ国立美術大学に留学した人です。赤や紫の色使いが印象的な、ダイナミックなタッチの人物像です。

年齢が私と数年しか違わないのに、お亡くなりになるとは。実に空しい感じです。

映画”ターナー”2015/08/08 16:13

イギリス映画の”ターナー”を見てきました。イギリスを代表する画家ターナーの伝記映画です。ターナーは、我々が持っている芸術家一般のイメージとは異なって、ブルドッグのような猪突猛進のキャラとして描かれています。まわりの批判をものともせずに、突き進みます。

彼は、また、労働者階級の出身で、努力の人です。彼や、彼の家族の英語が聞き取りにくいと思ったら、労働者階級の英語なんですね。

彼の代表作である、”戦艦テメレール号”、”雨、蒸気、速度”などが生まれる背景も描かれていて、興味深いです。彼がスケッチ旅行する、イギリスの風景も美しい。

画家コンスタブル、美術批評家ラスキンなどの、当時の有名人も登場します。特に、ラスキンが、鼻持ちならない若造として描かれていたのが、面白い。

大倉山登山2015/08/09 17:58

立秋も過ぎて、北海道らしいさわやかな夏の日になりました。今日は、ちょっとがんばって、大倉山に登ってみました。とは言っても、大倉山は、階段で登れる、初心者向きの山です。

頂上からは、正面に円山が見え、そのふもとにわが家のマンション(矢印)も見えます。正面上の、奥に向かう緑の帯は、大通公園、左上の横に広がる緑は、北大です。

たまたま、ジャンプ競技をやっていて、飛び立つ選手を間近で見ることができました。飛び立つときのスピードにびっくり。