バンベルク交響楽団ブラームス・コンサート2009/10/13 23:28

バンベルク交響楽団による、ブラームス交響曲3番、1番のコンサートに行ってきました。指揮は、ジョナサン・ノットです。バンベルクはどこだろうと思ったら、南ドイツで、ニュルンベルクの少し北でした。

交響曲第3番の第3楽章は、何かの映画(シンドラーのリスト?)で聴いた覚えがあります。第1番は、ちょっと前に、”題名のない音楽会”でやったばかりで、よいタイミングです。南ドイツらしい、暖かでまろやかな音でした。ノット氏の指揮も、たゆたうような感じで、ブラームスにぴったりです。アンコールは、ハンガリア舞曲、1、2番で、聴衆は大喜びでした。ただ、空席が目立ったのが、ちょっと寂しかったですね。

思い出の美術館122:新潟市美術館2009/10/17 16:30

思い出の美術館122:新潟市美術館(新潟市)

新潟駅で観光循環バスに乗り、北にむかいます。万代橋で信濃川を渡り、しばらく行くと、西大畑の新潟市美術館前の停留所です。ここで降りて、合同庁舎前を過ぎて、歩いて行くと、ちょっとした公園があり、その向かいが、 新潟市美術館です。

新潟市によって、1985年に設立された美術館です。国内外の、近現代美術作品と、地元新潟の作家の作品を収蔵しています。建物は、坂倉準三とならぶコルビュジェの弟子の前川国男の設計です。そういえば、なんとなく、コルビュジェの上野西洋美術館に似ている感じもします。

私が行ったときには(2009年9月)、特別展として、”水と土の芸術祭”をやっていました。これは新潟市のあちこちを会場とした、現代美術の祭典です。今回は、常設展のほうを見ました。主な展示品は、マックス・エルンスト”ニンフ・エコー”、マグリット”博学な樹”、ルドン”黄色いケープ”、草間弥生”自己消滅”、 李禹煥”点より”などです。今回は出ていませんでしたが、ボナールの”浴室の裸婦”もあるようです。小さい美術館にしては、なかなか充実しています。

美術館のむかい側の西大畑公園も前川国男の設計です。

映画”クララ・シューマン”2009/10/18 21:07

ドイツ映画、”クララ・シューマン”を、シアター・キノで見てきました。シューマンと妻のピアニスト、クララ・シューマン、そして、若いブラームスの愛の物語です。女性監督のヘルマ・ブラームスはブラームスの子孫だそうです。

シューマンは、ライン交響曲を作曲する頃が、主に描かれますが、アヘンにおぼれて、精神を病んでしまいます。天才ゆえの苦悩でしょうか、ついに自殺未遂をするに至ります。ちょっと、加藤和彦を思い出してしまいました。

クララは、シューマンのDVを受けながらも、彼を支えます。そして、ブラームスは、失意のクララを援助します。全体に重いテーマなのですが、クララの子供達の無邪気な姿に救われます。また、この映画には、フェミニズム的な要素もあります。

映画内で、シューマンの”ライン交響曲”や、ブラームスの”ハンガリア舞曲第五番”、”ピアノ協奏曲”などが演奏されます。先週、ブラームスの交響曲を聴いたばかりですので、興味深く見ることができました。

北大の紅葉2009/10/24 16:56

札幌の紅葉も、山から平地に降りて来ました。北大のもみじも、今が見頃です。赤から橙色のグラデーションがきれいです。みんな、ケータイで写真を撮っていました。いちょうは、まだ黄緑色の部分が多くて、見頃はもうちょっとかなという感じです。

屯田防風林2009/10/25 19:56

今日は、家の近くにある、屯田防風林というところに行ってきました。おそらく明治時代に作られた、ポプラの高木よりなる防風林です。残念ながら、黄葉はいまひとつです。葉の多くは、茶色になって落葉していました。白樺の木立のところが比較的きれいだったので、絵にしてみました。