思い出の美術館22:ピカソ美術館2007/03/17 15:55

思い出の美術館22:ピカソ美術館(マレ地区、パリ)

セーヌ右岸のマレ地区は、かつて貴族が住んでいた歴史的地区です。バスチーユのそばのヴォージュ広場を見た後、北西に向かってしばらく歩くと、ピカソ美術館があります。ここは、かつて貴族の館であった立派な建物を利用したものです。

世界中にピカソの美術館は数多くありますが、ここは最も収蔵作品数が多いのではないでしょうか。この厖大な作品は、ピカソの遺族が相続税代わりに、フランス国家に納入したものだそうです。初期の青の時代から始まって、ピカソの全時代の作品があります。

代表的な収蔵作品は、”青の時代の自画像”、”画家とモデル”、”抱擁”などです。作品の数と多様性には、圧倒されます。我々が考えつきそうなアイデアは全て、ピカソがすでにやっているんですね。