思い出の美術館20:碌山美術館 ― 2007/03/03 16:03
思い出の美術館20:碌山美術館(安曇野、長野)
大糸線の穂高駅のちょっと北の踏み切りを渡ると、緑につつまれた碌山美術館があります。どことなく教会を思わせる、煉瓦造りの印象的な建物です。この時は夏だったので、ツタの緑がきれいでした。
ここには、明治の天才彫刻家、萩原碌山の彫刻作品が展示されています。”女”、”文覚”などが有名です。相馬黒光をモデルにしたという”女”は意外に小さいのにびっくり。
碌山、荻原守衛は、この穂高で生まれました。渡米して絵を学んだ後、フランスに留学して、ロダンの教えを受けました。その後、相馬黒光の中村屋サロンに属して、その芸術を深化させました。
この他に展示館が2つあり、高村光太郎など、碌山の周辺の彫刻家や画家の作品を展示していました。
この後、近くで、名物の信州そばを食べました。安曇野一帯の道祖神めぐりも楽しみです。
桃の節句 ― 2007/03/04 20:49
1日過ぎましたが、寒い札幌にも、桃の節句が来ました。なんとなく、陽の光が違うような気がします。
午後に、Bund Cafeでお茶をしました。花の模様のあるカップで、香り高いお茶をいただきました。 今日のBGMは、この前コンサートで聞いた、古楽のソプラノ、波多野睦美さんのCDでした。
桃の日や 澄んだソプラノ 甘きお茶
思い出の美術館21:札幌彫刻美術館 ― 2007/03/10 16:25
思い出の美術館21:札幌彫刻美術館(札幌)
札幌市西部の高級住宅地、宮の森の坂道を上って行くと、前庭に彫刻のある小さい美術館が見えてきます。これが札幌彫刻美術館です。
ここには、札幌出身の彫刻家である、本郷新の作品が展示されています。本郷新と言えば、大通り公園の”泉の像”のような公共彫刻で知られています。広島の平和記念公園にある”嵐の中の母子像”も彼の作品でした。この美術館には、”わだつみのこえ”などの主要作品が収蔵されています。私は、彫刻家のデッサンがすばらしいのに驚きました。
美術館隣の本郷新の旧アトリエも、本郷新記念館として公開されています。ブロンズ彫刻の原形の石こう像があります。公園でよく見る彫刻の原形もあります。近くで見ると意外な大きさです。
春色の抹茶メロンパン ― 2007/03/11 20:42
今日はotesioで、”色うるおい”講座がありました。皆さん熱心に参加してくださっていますね。
夕方、Bund Cafeでお茶をしました。3月のお菓子、抹茶メロンパンをいただきました。かりかりの外側と、中のあんこの意外性がうれしいですね。
ところで、今日はお客さんがいっぱいでした。春が近付いて来たうきうき感で、みんな出かけたくなったのでしょうか。
思い出の美術館22:ピカソ美術館 ― 2007/03/17 15:55
思い出の美術館22:ピカソ美術館(マレ地区、パリ)
セーヌ右岸のマレ地区は、かつて貴族が住んでいた歴史的地区です。バスチーユのそばのヴォージュ広場を見た後、北西に向かってしばらく歩くと、ピカソ美術館があります。ここは、かつて貴族の館であった立派な建物を利用したものです。
世界中にピカソの美術館は数多くありますが、ここは最も収蔵作品数が多いのではないでしょうか。この厖大な作品は、ピカソの遺族が相続税代わりに、フランス国家に納入したものだそうです。初期の青の時代から始まって、ピカソの全時代の作品があります。
代表的な収蔵作品は、”青の時代の自画像”、”画家とモデル”、”抱擁”などです。作品の数と多様性には、圧倒されます。我々が考えつきそうなアイデアは全て、ピカソがすでにやっているんですね。
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