思い出の美術館29:東北福祉大学芹沢けい介美術工芸館2007/05/25 18:51

思い出の美術館29:東北福祉大学芹沢けい介美術工芸館(仙台)

仙台駅前からバスに乗って30分ほど行くと、市北部の北山の近くにある東北福祉大学に着きます。東北福祉大学の建物の中にあるのが、芹沢けい介美術工芸館です(「けい介」の「けい」は金へんに圭)。

芹沢けい介は柳宗悦の民芸の同人の一人で、有名な染色家です。私には、彼の染めた雑誌”民芸”の表紙がまず思い浮かびます。彼は、民芸の”型染”を発展、洗練させ、独自の作品を作りました。

この美術館には、有名な”風の字ののれん”を始めとする、芹沢けい介の作品が展示されています。華麗な着物が印象的でした。また、意外なことに、彼の作ったステンドグラスもありました。この他に、企画展もおこなっており、私達が行ったときには、ちょうど、アイヌの工芸を展示していました。

美術館の中にはちょっとした喫茶コーナーもあります。仙台市街をながめながら、コーヒーを飲みました。