知床は霧の中2012/08/08 11:30


夏休みを取って、知床に行ってきました。ところが、雨が降ったりやんだりで、ついに太陽は拝めませんでした。そして、濃い霧が覆っていて、知床連山の姿も一度も見られませんでした。残念なお天気でしたが、これはこれで、幻想的な霧の風景が見られたことで、良しとしましょう。

網走から、オホーツク沿岸を東に進み、小清水原生花園でハマナスや、ナデシコの可憐な花を見ました。そして、斜里では、”北のアルプ美術館”という小さな美術館を訪ねました。山の雑誌の”アルプ”に関係する、文化人、串田孫一らの作品を展示する美術館です。なかなか感じのいい所で、おすすめです。

次の日は、知床半島に入って、オシンコシンの滝を見ました。雨のせいで流量が多いのか、豪快に流れ落ちていました。上の絵はYokoによる滝の絵です。


そして、知床五湖を巡ります。自然センターで簡単な講習を受けたあと、”立ち入り認定証”をもらい、出発です。小雨の降る中を歩いて、湖にたどり着きました。湖は、霧が深くて、実に幻想的な乳白色の景色です。絵は、五湖のうちの一湖の風景です。ここでは、鹿を何頭も見ました。

次に、フレペの滝に行きました。ここも、霧が深くて、ほとんど滝が見えません。だいぶ待って、ようやく霧が少し晴れてきました。ここでも、鹿を見ましたが、それより、眼下を熊が通り過ぎるのを見て、腰を抜かしそうになりました(このことは、自然センターに報告してあります)。北海道に来て20年くらいになりますが、初めて野生の熊を見ました。