三岸好太郎美術館チェロ・コンサート ― 2012/07/01 20:36
札幌の三岸好太郎美術館で、開館35周年記念のチェロ・コンサートがありましたので、聴きに行ってきました。演奏者は、札響出身の土田英順氏です。プログラムは、バッハ”無伴奏チェロ組曲1番”、カザルス”鳥の歌”、ピアソラ”リベルタンゴ”、グノー/バッハ”アベ・マリア”などです。
私たちが着いたときには、せまい美術館は人でいっぱいでした。すわることはもちろん、演奏者を見ることさえできません。ちょっと残念な態勢でしたが、無料ですから文句は言えません。演奏は、サービス精神満点で、なかなか楽しめました。
美術館の展示のほうは、三岸が好んでモチーフとした貝殻の展示のような、興味深いものがありました。
石狩浜のハマナス ― 2012/07/04 20:35
今日は、ちょっとした事情で、お休みです。そこで、札幌の北部の石狩浜に行ってみました。ちょうど、ハマナスの赤い花が、そこらじゅうに咲いていました。その他には、ハマヒルガオ、ハマエンドウが、満開でした。
そして、帰りには、番屋の湯で、汗を流しました。気分の良い、海辺の小旅行でした。
コルネリア・ヘルマン、ピアノリサイタル ― 2012/07/06 22:31
7月に入り、いよいよPMFの季節がやってきました。昨日は、PMFのファカルティの1人として来ている、ザルツブルグ生まれの若手女性ピアニスト、コルネリア・ヘルマンのコンサートを聴いてきました。
プログラムは、バッハにバルトーク、2人とも私が大好きな作曲家です。バッハ”フランス組曲2番、5番”、バルトーク”7つのスケッチ”、ヴィラ=ロボス”ブラジル風バッハ、4番”などです。
クリムトを思わせる、黒と金のドレスで登場です。フランス組曲は、装飾音を自在にあやつり、一部では、編曲と言えるほど変えています。ピアノ学習者のおさらい曲と見られがちなフランス組曲を、聴きごたえのある曲にしています。若いのに、なかなかのバッハ弾きですね。
思い出の古寺68:中禅寺(日光、栃木県) ― 2012/07/07 20:33
東京から、東武電車で日光に着きます。日光駅で、東武バスの中禅寺行きに乗って、中禅寺温泉で降ります。中禅寺湖の湖畔にそった道を南下して、しばらく歩くと、多くの伽藍よりなるお寺が見えてきます。「立木観音」とも呼ばれる古刹、中禅寺です。ここは、坂東三十三観音巡礼霊場の18番でもあります。
ここは、奈良時代に、勝道上人が、日光の男体山を観音浄土と見立てて、建立したと言われます。本尊は、上人が湖畔に立つ桂の立ち木に刻んだという、十一面千手観音像です。この寺は、もともとは、二荒山神社の境内にあったのだそうですが、明治時代に山崩れで流されて、この地に移りました。
本堂に、木造の十一面千手観音像があります。見上げるような大きさで、おおらかな造りです。京都の広隆寺の十一面千手観音に似ていると思いました。おそらく平安時代の作でしょう。重要文化財に指定されています。観音像の両脇には、源頼朝の寄進という、四天王像があります。
境内には、このほかに、大黒天堂、愛染堂などがあり、背後の高台には五大堂があります。このあたりは、歌ケ浜と呼ばれ、ここから見る中禅寺湖の眺めも見事です。帰りには、華厳の滝を見ていきたいですね。
PMF大通公園コンサート ― 2012/07/08 22:38
恒例の、PMF大通公園コンサートに行ってきました。PMF修習生と指導者によるコンサートです。小雨がときどき降りましたが、お天気はなんとか持ちました。
前半は、小編成オーケストラで、ヴィヴァルディ”四季、夏”、モーツァルト”交響曲第29番”、後半は、金管アンサンブルで、モーツァルト”魔笛、夜の女王のアリア”、ワーグナー”ニュルンベルクのマイスタージンガー、前奏曲”などです。
ちょっと危ういところもありましたが、ういういしい演奏で、楽しめました。最終日のピクニック・コンサートでは、もっと安心して聴いていられるようになっているでしょう。
それにしても、ウイーン・フィルのシュミードルさんが、今年は来ていないのが、いかにもさみしいですね。
最近のコメント