月岡芳年展2017/07/16 14:27

この前、札幌芸術の森美術館でやっている、月岡芳年展に行ってきました。月岡芳年は、幕末から明治期の浮世絵師、”最後の浮世絵師”です。

芳年と言えば、”血みどろ絵”。”英名二十八衆句、稲田九蔵新助”、”安達ヶ原ひとつ家の図”など、残酷シーンの連続です。血糊の手形が、目に焼き付きます。これらの絵は、春画であるかのように、視線を遮られた一角に展示されていました。

ただし、芳年の本領は、多くの物語絵、武者絵にあるようです。この前、”鑑定団”に出ていた、”月百姿”のシリーズもありました。そして、意外だったのが、”風俗三十二相”などの美人画。”血みどろ絵”とは対照的な、可憐な美人画です。