”エミール・ガレとナンシー派”展2011/02/27 19:24

先週に続いて、また札幌の近代美術館に行ってきました。今度は、常設展のほうの”エミール・ガレとナンシー派”展です。フランス東部の、アールヌーボーの街、ナンシーは、私たちの好きな街で、思い出の街でもあります。以前に、ここのナンシー派美術館で、彼の作品を見ました。

今回の展覧会では、近代美術館の誇る、ガレのガラス作品のコレクションの全貌を展示しています。初期のロココ風の作品から、盛期の”黒いガラス”、そして彼の死後のガレ工房の作品まであります。なかなか、見応えがあります。ライバルであったドーム兄弟の作品は、彼に比べると深みが足りない感じです。

うれしいことに、ガレに影響を与えたという、林学技術者、高島北海の山水画もありました。彼のことは、高樹のぶ子の小説”HOKKAI”で読みました。

絵は、ガレの”蜻蛉文花器”です。