ミュシャ展2014/04/20 19:36

北海道近代美術館でやっている、”ミュシャ展”を見てきました。チェコのミュシャ財団が所蔵する、多数のミュシャ作品が来ています。

”サラ・ベルナールのメディア”や”四季”のようなパリ時代の作品から、”スラヴ叙事詩”のようなチェコ時代の作品まで、彼の人生のほぼ全域にあたる作品がありました。パリ時代の作品はお馴染みですが、チェコ時代の作品は初見のものが目立ちました。

両時代の作品の間には、大きな作風の変化があります。パリ時代の基調が茜色であるとすると、チェコ時代の基調は藍色です。後者には、侵略されることの多かった、チェコの悲哀が感じられます。

今回見た壁画の下絵の完成作は、プラハにあります。なんとなく、プラハに行ってみたくなりました。