思い出の古寺107:千光寺(尾道、広島)2014/11/23 17:57

JRの尾道駅から線路にそって東に向かい、長江のところで線路を渡って、上っていくと千光寺ロープウエーの乗り場があります。ロープウエーに乗って、大宝山を登っていくと、千光寺公園に着きます。降りてしばらく下ると、千光寺です。尾道を見下ろし、瀬戸内海を望む、山上の寺です。

この寺は、平安時代に弘法大師によって建立されたといいます。そして、多田の満仲によって中興されました。江戸時代には、ここの観音に祈って、火事から救われたというので、”火伏せの観音”と呼ばれました。

一番目立つのは、赤い柱の舞台造りの本殿です。ここには、本尊の千手観音が安置されています。この他に、大師堂、護摩堂などがあります。巨岩の上に、球形の玉が乗った、”玉の岩”などの奇岩もあります。

帰りは、山道を歩いて下ることにしました。この道は、”文学のこみち”と呼ばれ、志賀直哉、林芙美子など、尾道にゆかりの作家の文学碑が建てられています。