思い出の美術館16:ヴィクトリア&アルバート美術館2007/01/27 16:02

思い出の美術館16:ヴィクトリア&アルバート美術館(ロンドン)

ロンドンのケンジントン・ガーデンの南のアレキサンドラ・ゲートを出て南下すると、右側にヴィクトリア&アルバート美術館が見えて来ます。ここは、主にデザインと工芸の美術を展示する美術館です。

ここの展示品はあまりにも多いので、ウイリアム・モリスとそのグループの作品だけを見る事にしました。近代デザインの父であるウイリアム・モリスは、私達の最も好きな芸術家の一人です。

モリスの壁紙”アカンサス”、ステンドグラス、タペストリー”果樹園”、ケルムスコット・プレスの本などが、展示されています。中でも圧巻なのは、グリーン・ダイニングルームです。ここは、もともとこの美術館の食堂だったところで、モリス商会によって内装のデザインがおこなわれました。

私達が訪れた時には、ちょうど、企画展としてアール・ヌーボーの総合的な展覧会をやっていました。この展覧会はその数年後に日本にやって来ましたので、東京都美術館でまた見る事ができました。