思い出の美術館150:明治村(犬山、愛知)2011/10/15 15:33

名古屋駅から、名鉄犬山線でまっすぐ、犬山城で有名な犬山に行きます。犬山の駅からバスに乗って20分ほどで、 明治村に着きます。日本各地の明治期の建築を移築した、建築公園です。

この明治村は、昭和40年に15棟の建物でオープンし、現在では、アメリカ、ブラジルを含む、67棟の建物を収用しています。

敷地は、1丁目から5丁目までの5区画に分かれています。バスを降りて、入り口に入ると、そこは2丁目です。ここには、札幌電話交換局などがあります。1丁目には、聖ヨハネ教会堂など、3丁目には、品川灯台など、4丁目には、呉服座などがあります。園内には、レトロなバスが運行されています。

そして、5丁目には、私たちの目的である、フランク・ロイド・ライト設計の帝国ホテルがあります(絵)。ライトに特有の、水平線を強調したデザインです。大谷石を多用したのも特徴です。このころ、彼は、マヤ・アステカ建築に興味を持っていたので、その様式の複雑な彫刻も見られます。このホテルは、関東大震災に耐えたとよく言われますが、どうも、それは事実ではないようです。

その後、5丁目のはずれにある、大明寺聖パウロ教会という、離島の教会を見ましたが、なかなか良かったです。そうしているうちに、帰りの飛行機の時間がせまってきたので、名物のカレーパンというのだけ買って、あわてて帰りました。