思い出の古寺50:長谷寺(桜井、奈良)2011/11/19 16:15

奈良駅からJR桜井線で南下して、桜井で近鉄に乗り換えます。近鉄大阪線で東に行って、2つめの駅が長谷寺駅です。駅を降りてしばらく歩くと、初瀬川を越えます。趣のあるお店のある門前道を、東に進み、法起院のところで左に折れます。正面に見えるのが、長谷寺です。ここは、西国三十三観音霊場の8番でもあります。

ここは、天平時代に天武天皇の願によって、道明上人が開いたといいます。平安時代にも、霊験あらたかな観音として知られていました。源氏物語にも、玉鬘が右近と出会って運が開ける場として、登場します。清少納言も、枕草子に、この寺に詣でたとき、身分の低いものがたくさん来て困ると、不謹慎なことを、書いています。

仁王門をくぐると、つづら折れの長い登廊があります。登って行くと、両側にぼたんの木があります。花の季節には、さぞ見事でしょう。登りきると、舞台造りの観音堂があります。中には、いわゆる長谷寺様式の大きな十一面観音像があります。観音が、地蔵の持ち物である錫杖を持っています。観音堂のまわりを何回もまわりながら、お参りをしている若い人がいました。舞台からは、初瀬の山々が望めます。

帰りには、参道にある、お庭のきれいなお店で、柿の葉寿司をいただきました。

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