思い出の古寺54:持光寺(尾道、広島)2012/01/14 15:28

大林映画で有名な古都、尾道( 思い出の古寺3)は、散歩が楽しい街です。尾道駅を降りて、東に少し歩いて、左に曲がり、線路を越えて、石段を上って行くと、 持光寺 があります。ここの宗旨は、浄土宗です。

石段を上りきったところに、珍しい石の山門があります。山門をくぐると、本堂の前に出ます。ここには、画像の 普賢延命像があるそうです。境内には、あじさいが植えてあり、花の季節には景色を楽しむことができます。

この寺では、”にぎり仏”を作らせてくれます。粘土のかたまりを、祈りながらにぎると、仏様の形になります。これに目鼻を付けて完成です。後で、住職がこの粘土を焼いて、送ってくれます。出来たにぎり仏には、作った人の個性が出るようです。私が作ったにぎり仏は、顔が私自身に似てしまいました。

寺からは、尾道水道と向島を望むことができます。

フライブルグ・バロック・オーケストラ・コンサート2012/01/15 20:38

寒い日が続いています。今日は、ドイツのフライブルグ・バロック・オーケストラの、バッハ”管弦楽組曲”全曲演奏会に行ってきました。管弦楽組曲は、第3番の”G線上のアリア”で、知られています。

フライブルグは、ドイツ南西部、黒い森のフランス国境近くにある小都市で、環境都市として有名です。この都市に所属する、古楽器のオーケストラです。

最初の曲の出だしのところで、あれれっという所もありましたが、演奏が進むにつれてのってきて、その真の実力を発揮するようになりました。踊るように体を揺らしながら演奏するのが、いかにもバロックですね。特に、第2番のバロック・フルートが絶品でした。

思い出の古寺55:グルントヴィクス教会(コペンハーゲン、デンマーク)2012/01/21 19:53

コペンハーゲン中央駅で、郊外行きの電車に乗って北西に進み、コペンハーゲン郊外のエンドルップ駅で降ります。町の中を歩いて行くと見えて来る、白亜のそびえ立つ建物が、 グルントヴィクス(Grundtvig’s)教会です。福音ルター派の、20世紀の教会です。

この教会は、19世紀のデンマークの思想家、教育者の グルントヴィクを記念するものです。デンマークの建築家、イェンセン-クリントによって、1921年に建築が始められました。戦争の影響もあり、完成したのは1940年です。

アイボリーのれんがで建てられた、ネオゴチック様式の大建築です。デンマークの農家の様式を、デザインに取り入れたと言います。ゴチック様式にしたがいながらも、簡潔でモダンな、いかにも北欧デザインという感じの設計です。

西正面はオルガンを模したデザインで、そのため、この教会はオルガン教会とも呼ばれます。内部は、ゴチック教会らしく白い列柱が並ぶ様式で、高い天井を支えています。ここのパイプオルガンも有名で、よくオルガン・コンサートをやっています。私たちがコペンハーゲンに行ったときも、ちょうどコンサートをやっていて、聴きにいきました。バッハのオルガン曲で、教会全体が共鳴して、実に感動的でした。

思い出の古寺56:長谷寺(白岩観音)(榛名町、群馬県)2012/01/28 15:32

JR高崎線の高崎駅で降りて、バスに乗り、北西に行きます。トドメキという停留所で降りて、北に向かって、延々と歩いて行くと、歩き疲れたころ、観音様ののぼりが見えてきます。 白岩観音 、長谷寺です。長谷寺と書いて、「はせでら」ではなく、「ちょうこくじ」と読みます。ここは、坂東三十三観音巡礼霊場の15番でもあります。

この寺は、寺伝によると、奈良時代の聖武天皇の願により、徳道上人が建立したといいます。平安鎌倉時代には、源義家、新田義貞の帰依を受けました。戦国時代には、武田軍の戦闘の兵火で消失しましたが、その後、再建されました。

寺の入り口は、赤い仁王門です。門をくぐると、りっぱな唐破風を持つ観音堂があります。本尊は、十一面観音です。本尊は秘仏ですが、前立本尊も、鎌倉時代の優品で、見る価値があります。

寺の近くにお休み所があって、そこで、群馬県の名物の焼きまんじゅうを食べました。まんじゅうというよりは、パンのような感じでしたが、素朴な味でなかなか美味しかったです。

真冬の豊平峡温泉2012/01/29 20:15

今日は、定山渓の先の豊平峡温泉に行ってきました。ここは、いかにも温泉成分が濃そうな、良い温泉です。そして、豊平峡といえば、本格カレー。キーマカレーをいただいてきました。

春節のせいか、中国語や英語が飛び交っていました。地震の後一旦減った外国人観光客がもどってきたのは、ありがたいことです。