大原美術館展 ― 2012/06/16 20:31
札幌の近代美術館でやっている、”大原美術館展”を見てきました。倉敷の大原美術館の収蔵作品の展示です。10年以上前に、倉敷に行ったときのことが、思い出されます。ギリシャ神殿のような美術館に入るときには、わくわくしました。
目玉は、モディリアニ”ジャンヌ・エビュテルヌの肖像”、モネ”積みわら”、マティス”エトルタ”などです。さすが、大原美術館。一部を持って来ただけで、北海道近代美術館の収蔵品を圧倒してしまいます。これらの作品の購入には、ヨーロッパ留学中の画家、児島虎次郎が関与しました。彼の鑑識眼の高さに驚かされます。
ところで、私の目を引いたのは、日本人画家の作品です。国吉康雄、関根正二、岸田劉生などの重要作品がみられます。コレクションの拡大は、現在も続いていて、山口晃などの現代作家の作品も収蔵されていました。
蝦夷梅雨に、りんごとルバーブのケーキ ― 2012/06/17 20:07
思い出の古寺67:キングズ・カレッジ礼拝堂(ケンブリッジ、イギリス) ― 2012/06/23 15:35
ロンドンのキングズ・クロス駅から、特急で1時間半ほどで、大学の街、ケンブリッジに着きます。駅からタクシーに乗ってすぐ、ケンブリッジ大学です。この大学は、いくつかのカレッジによって構成されています。北から、セント・ジョンズ・カレッジ、トリニティ・カレッジと歩いていくと、キングズ・カレッジの前に出ます。このカレッジの一角にある、白亜の雄大な礼拝堂が、 キングズ・カレッジ礼拝堂です。
キングズ・カレッジと言えば、現代生物学の原点となる研究がおこなわれたところです。ロザリンド・フランクリンは、DNAの構造解析のためのX線回折をここで行いました。
礼拝堂は、15世紀の建築で、尖塔が並ぶ、イギリス・ゴチック様式の建物です。建築は、ヘンリー6世によって始められました。完成したのは、16世紀のヘンリー8世の時代になってからです。
礼拝堂の天井は、柱から伸びるアーチが扇のように広がるファン・ボールトと呼ばれる構造で、レース編みのように繊細です。側面には、背の高い窓が並んでいて、ステンドグラスが見事です。ここには、ルーベンスの”三王礼拝”の絵もあります。
また、ここには、17世紀に創建のパイプ・オルガンもあります。キングズ・カレッジの合唱団も有名です。
映画”白磁の人” ― 2012/06/24 18:40
高橋伴明監督の映画”白磁の人”を見てきました。柳宗悦の民芸運動の同人、浅川巧の伝記映画です。浅川は、林業の技師として、韓国に行きましたが、朝鮮白磁の美にめざめます。民芸運動に共鳴して、ついには、柳とともに、朝鮮民族博物館を設立するにいたります。
日本、韓国の両スタッフの協力により、なかなか感動的な映画に仕上がっています。韓国の風景も、とても美しく描かれていて、行ってみたくなりました。
浅川役の吉沢悠は、キャラはちょっと合っていませんが、韓国語を勉強して努力しているところが好感が持てます。ただし、柳宗悦役の塩谷瞬は、あまりにも柳とキャラが違いすぎます。最後まで違和感が抜けませんでした。
ホームページ更新しました(富良野・美瑛の旅3) ― 2012/06/30 15:53
私たちのホームページ”夫婦でスケッチ”を更新しました。富良野・美瑛の旅で描いた絵を載せています。早春の美瑛の丘、富良野の畑などの絵があります。
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