思い出の古寺74:百済寺(愛東、滋賀)2012/11/10 15:09

琵琶湖の東岸に、湖東三山と呼ばれる、由緒ある古寺があります。西明寺、金剛輪寺、百済寺の三寺です。ところが、これらの寺は、交通の便が悪いのが難点です。そこで、私は一番南にある百済寺にだけ行くことにしました。東海道線の能登川の駅から、バスに乗って東に行くと、この寺に着きます。

寺伝によると、この寺は、飛鳥時代に聖徳太子によって、百済からの渡来人のために建てられたと言います。鎌倉時代には天台別院とされ、千坊を数えるほど発展しましたが、その後、織田信長によって焼き払われました。

寺は、山の中腹にあります。坂道の長い参道を上って行きます。さらに長い石段を上ると仁王門です。ここには、大きなわらじが下がっています。門に入ってしばらく行くと、本堂です。江戸時代の建築です、本堂の中には本尊の、秘仏の十一面観音像があります。このほかに、阿弥陀如来像、如意輪観音像があるそうですが、見られませんでした。

この寺は、庭園の美しさでも知られています。また、秋の紅葉もすばらしいということです。

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