映画”ル・コルビュジェとアイリーン”2017/12/13 16:24

ベルギー映画”ル・コルビュジェとアイリーン”を見てきました。アイルランド出身の女性家具デザイナー、アイリーン・グレイの物語です。彼女がフランス、ヴェズレーに建てた海岸の別荘”E.1027"が、物語の中心になります。

”E.1027"はモダニズム建築の先駆なのですが、長いことコルビュジェの作品と誤解され、彼女の建築家としての業績は忘れ去られてきました。私は、彼女のことは知らなかったのですが、彼女のデザインした椅子はどこかで見たことがあります。

ところで、コルビュジェはときどき出てくるだけで、別荘の壁にかってに絵を描いてしまう”迷惑おじさん”、という扱いです。ちょっとがっかり。

この映画を見て、DNA二重らせん構造の発見におけるロザリンド・フランクリンを思い出しました。彼女も重要な貢献をしたのに、忘れ去られてしまうのですね。

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