映画”ヴェニスに死す” ― 2012/01/08 21:04
今日は、ヴィスコンティ監督の1971年の映画”ヴェニスに死す”の新プリント版を、見てきました。原作は、トーマス・マンです。ドイツ人の作曲家、アッシェンバッハは、療養のためヴェニスを訪れ、そこで、ポーランド人貴族の美少年タッジオに出会い、惹かれるという物語です。
ヴィスコンティは、自分が貴族だけあって、貴族の描き方が自然ですね。全体に格調高い映像です。そして、ヴェニスには、明るさの裏に、暗い、死のイメージがあります。全編に流れる、マーラーの”アダージェット”が、また、印象的です。
原作を読んでいましたが、ずいぶん忘れているのに気がつきました。読みなおさなければ。なお、原作では、アッシェンバッハは、小説家となっています。
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