思い出の古寺53:證誠寺(木更津、千葉)2011/12/17 15:01

JR内房線の木更津駅の西口を出て、大きな通りを西に進みます。300mくらい行ったところで、左にまがり、しばらく行くと、矢那川の手前に、 證誠寺が見えて来ます。 證誠寺といえば、「狸ばやし」で有名です。

寺伝によると、この寺が建立されたのは、江戸初期、17世紀だそうです。開基の了念上人は、鎌倉からこの地に移って、この寺を建立しました。浄土真宗の寺です。門徒には、関西出身の商人が多かったそうです。

狸ばやしの伝説によると、この寺の庭では、毎晩狸達が集まって、お囃子を楽しんでいたのだそうです。和尚も一緒になって、さわいでいるうちに、狸が腹づつみを叩きすぎて、腹の皮を破ってしまいました。和尚は、その狸を手厚く葬って、供養したということです。

境内には、この狸を葬ったという狸塚があります。また、野口雨情作詞の「 證誠寺の狸ばやし」の歌碑もあります。

このあと、海岸のほうに行って、”見染めの松”を見てきました。