思い出の古寺86:常照寺(鷹峯、京都)2013/04/06 19:25

京都の地下鉄烏丸線の北大路駅で降りて、バスに乗って北山の鷹峯で降りると、静かな寺町です。ここにある古寺のひとつが、日蓮宗の 常照寺です。

この寺は、江戸初期に、本阿弥光悦の寄進によって、日乾上人により建立されました。ここは、京都の花街島原の遊女、吉野太夫にゆかりの寺としても知られています。彼女は名妓として知られており、しかも信仰心にあつく、この寺に深く帰依していました。太夫の墓もここにあります。4月には、吉野太夫花供養も行われます。

参道を進むと、吉野太夫の寄進により建てられたという赤門「吉野門」をくぐります。ここには、日蓮宗の学問所である檀林が置かれていて、「鷹峯檀林」と呼ばれていました。境内には、 丸窓のある茶室「遺芳庵」もあります。ここの庭園は、春は桜、秋は紅葉で有名です。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://fufusk.asablo.jp/blog/2013/04/06/6770130/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。