PMF市民ロビーコンサート2018/07/20 15:38

今日は、真夏の日差しです。今回の市民ロビーコンサートは、ウィーンフィルのライナー・キュッヘル氏の演奏という、贅沢なプログラム。

曲は、サン=サーンス(イザイ編):”ワルツ形式の練習曲によるカプリース”とプリホダ:”「ばらの騎士」によるワルツ”の2曲。ちょっと珍しい曲ですが、ヴァイオリンの演奏効果が引き立つ曲です。

短い時間でしたが、十分満足できました。最後には、キュッヘル氏が、観客の子供と握手するというおまけ付き。案の定、会場は満員で立ち見がたくさん出ていました。

PMFオーケストラ演奏会Bプログラム2018/07/22 13:43

昨日は、PMFオーケストラの演奏会に行ってきました。Bプログラムは、全曲、バーンスタインの曲です。指揮はエドウィン・アウトウォーター、ゲストはヴァイオリンの五嶋みどりと、ピアノのアンドリュー・タイソンです。

曲は、”バレエ音楽「ファンシー・フリー」”、”セレナード(プラトンの「饗宴」による)”、そして”交響曲第2番「不安の時代」”。

PMFオーケストラは、だいぶ馴染んできて、バーンスタインの複雑なリズムも無理なくこなしています。五嶋みどりの”セレナード”も、感情表現の豊かな熱演でした。そして、アンコールのバッハ:”無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番”が、絶品。バッハ好きな私は、感激です。ピアノのアンドリュー・タイソン氏は、若くて線の細い感じの人でしたが、繊細な演奏でした。

”日本の美、百花繚乱”展2018/07/25 18:52

北海道近代美術館の、”日本の美、百花繚乱”展を見に行ってきました。東京富士美術館の収蔵品の、主として江戸時代の美術品の展示です。

主な展示品は、狩野尚信”猛虎図”、蕭白”鶴図屏風”、酒井抱一”白梅図”、鈴木其一”風神雷神図襖”、北斎”富嶽三十六景”など。私の一押しは、応挙”狗子之図”。かわいらしい子犬の絵で、日本のkawaiiの原点でしょう。

”お宝鑑定団”でよく偽物が出てくる、谷文晁や池大雅の本物が見られるのは貴重です。ところで、富士美術館は創価学会の美術館ですが、あまり美術に興味の無さそうなおばさんが来ていたのは、学会員?

PMFオーロラプラザ・コンサートII、PMF妙夢コンサート2018/07/27 17:12

昨日、今日と、PMFの2つの無料コンサートに行ってきました。

PMFオーロラプラザ・コンサートIIは、PMF出身の八條さん(フルート)を中心とする、木管五重奏のコンサートです。曲は、チャイコフスキー:”「くるみ割り人形」より「花のワルツ」”、ハイドン:”木管五重奏のためのディヴェルティメント”、バーンスタイン:”ウエストサイドストーリー・セレクション”など。

PMF妙夢コンサートは、PMF研修生による、弦楽三重奏と木管五重奏のコンサートです。曲は、ベートーヴェン:”三重奏曲”とバーバー:”夏の音楽”。

騒音の多い環境で、がんばって演奏していました。PMFも終盤に近づいて、アンサンブルも微妙なところがそろってきたようです。演奏にも、どことなく自信が感じられます。

PMFピクニック・コンサートに、ゲルギエフ登場2018/07/28 20:36

今日も札幌は良く晴れて、気温も上がりました。絶好のピクニック・コンサート日和です。昼は日差しが強かったですが、夕方には涼しい風が吹いてきました。なお、今年はピクニック・コンサートがガラコンサートの前日という変則的な日程です。

予定では、今日の指揮は、サポートのナップ氏がやることになっていました。ところが、会場入り口に、ゲルギエフ氏急遽出演と書いてあって、びっくり。

前半は、バーンスタインの”キャンディード序曲”で始まり、室内楽、歌曲の演奏です。主な曲は、バーンスタイン:”ピアノ三重奏曲”、ワーグナー:”ジークフリート牧歌”、ドビュッシー:”神聖な舞曲と世俗的な舞曲”など。

後半は、PMFオーケストラによるマーラー:”交響曲第7番”。半信半疑で見ていると、本当にゲルギエフ氏が出てきました。あいさつだけして引っ込むのかなと思っていたら、おもむろに指揮を始めて、最後までやりきりました。彼も、この演奏に満足できた感じです。明日の演奏が楽しみですね。